紀谷総領事よりご挨拶

2019/10/17

Consul-General Kiya Masahiko



   このたび在シドニー総領事に就任した紀谷 昌彦(きや まさひこ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

   現在,日本と豪州の関係は,政治,経済,文化などあらゆる面で,かつてないほど深化しています。その中でも,当総領事館が管轄するニュー・サウス・ウェールズ州と北部準州は,とりわけ日本との強い結びつきを持っています。

   安倍総理は2017年1月にシドニーを訪問され,さらに2018年11月に日本の内閣総理大臣として初めてダーウィンを訪問されました。ダーウィンでは,日豪首脳が戦没者慰霊碑を訪問し,戦後の日豪間の和解の速さを強調しました。日豪両国は「特別な戦略的パートナーシップ」の関係にあるとともに,「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンを共有しています。

   経済面では,ニュー・サウス・ウェールズ州にとって日本は同州の輸出先国としてナンバー1であり,貿易全体でも日本は世界第2位の地位を占めています。良好な日豪関係を背景に,180を超える日本企業がシドニーに拠点を設けており,活発なビジネス活動が展開されています。本年10月に大阪で開催された日豪経済合同委員会会議では,豪州で第3の経済規模を有する地域である西シドニーの開発が大きく取り上げられました。また北部準州においても,日本企業による史上最大規模の海外投資である「イクシスLNGプロジェクト」がダーウィンで展開されており,地域の中核的な産業となっています。

   日本文化への関心もますます高まっており,シドニーやダーウィンなどで数多くの日本祭りが開催されています。長年の交流を通じた姉妹都市関係も42を数えます。また,豪州は人口あたりの日本語学習者数が世界一の国でもあり,日本文化は豪州に深く根ざしています。スポーツ大国豪州との間では,現在開催中のラグビーワールドカップ,2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会,2021年の関西ワールドマスターズゲームズをはじめとするスポーツ交流も盛んです。本年12月にはシドニー・札幌間での季節運航の直行便も開始されます。スキー人気や和食ブームと相まって,人の往来は今後ますます活発になるでしょう。

   総領事館としては,当地の3万人以上の在留邦人をはじめ,旅行者を含めたあらゆる日本国民の皆様の安全・安心を確保することが最も重要な役割です。また,当館の領事窓口が皆様にとって快適で便利なものとなるよう,引き続き取り組んで参ります。

   これから,日本企業・在留邦人の皆様,そして日本と関係の深い豪州企業・団体の皆様と一緒に,ニュー・サウス・ウェールズ州と北部準州から,日豪関係をあらゆる面で盛り上げて参りたいと考えています。いつでも気軽に相談いただける「開かれた総領事館」として,世界に誇れる取組を皆様と一緒に進めることができれば幸いです。ご意見とご支援を頂きたく,よろしくお願い申し上げます。

  
 

令和元年10月17日
 在シドニー日本国総領事
 紀谷 昌彦