德田総領事よりご挨拶

2022/9/23

Consul-General Tokuda Shuichi


9月23日に在シドニー総領事に着任しました德田修一です。着任に際し、皆さまにご挨拶申し上げます。これからどうぞよろしくお願い申し上げます。

日本とオーストラリアの関係は、共通の価値と戦略的利益に基づく「特別な戦略的パートナーシップ」と位置付けられています。長らくの人と人との交流を礎とし、両国の貿易経済関係が拡大し、そして安全保障分野の連携・協力が近年著しく進展しています。両国関係の発展とその蓄積は、様々な分野でこれに携わった先人の方々の御尽力の賜物であります。総領事として、それをしっかりと引き継ぎ、オーストラリアとの関係、特にシドニーが位置するニューサウスウェールズ(NSW)州及び所管する北部準州との良好な関係をさらに強固なものとするよう、力を尽くしてまいります。

私自身はこれまで、モスクワ3回、ロンドン1回と、北緯50度以北の勤務が続きました。直前は欧州局審議官を務め、今年前半はウクライナ・ロシア情勢への対応に深く携わりました。南半球で働くことは今回が初めてで、シドニー勤務はとてもありがたくまた光栄なことであり、当地での新たな出会いを楽しみにしております。

初めての勤務地ということで、発令後は、竹田いさみ教授の「物語 オーストラリアの歴史」に始まり様々な書籍にあたりつつ、先達の方々や現在も日豪関係に関わっておられる多くの個人・企業・機関・団体を訪れてお話を伺う機会を頂きました。そこから感じたのは、日本とオーストラリアとの間で共有するものと協力できることの多さ(自由・民主主義、法の支配といった基本的価値から経済、安全保障分野に至るまで幅広く)、協働することの自然さ、現在関わっておられる方々の積極的姿勢と前向き志向、そして関係の豊かな将来性、特に自由で開かれたインド太平洋の実現のための協力の将来性と潜在力です。

コロナ禍の困難はありながらも、日本とシドニーとの交流・往来は回復しつつあります。東京・シドニー直行便は毎日就航するに至りました。7月には、ペロテーNSW州首相、ファイルズ北部準州首席大臣が日本を訪問し、日本からは萩生田経済産業大臣と金子総務大臣が相次いでシドニーを訪問されました。行政府及び議会、経済界、文化・学術・芸術分野における相互訪問の更なる回復が期待されます。そうした中で、シドニーをはじめとするNSW州及び北部準州で活動する日本企業の皆さまを支援しお役に立てるよう、総領事として積極的に動きます。率直な御意見や御提案は常に歓迎いたします。御遠慮なくお声がけ下さい。時にはこちらから声がけすることもあるかもしれません。外務省国際協力局勤務及び財務省出向で培った官民連携の知識や経験が少しでも活かせればと思います。

オーストラリアに居住する約10万人の邦人のうち、NSW州と北部準州に3万人以上の方が在留されています。在留邦人の安全・安心の確保は総領事館の最大の任務です。これにしっかりと取り組み、便利で有益な領事サービスを実施してまいります。

姉妹都市交流、日本文化の紹介、日本語の普及、スポーツ交流など、様々な交流や行事を通じて、両国の紐帯を日頃から整備し、維持・強化する、そしてオーストラリアにおける日本の存在感をしっかり確保しアピールすることも総領事館の重要な役割と認識しています。すでに多くの関係者の協力を頂いていると伺っており、この場をお借りして感謝申し上げます。元気な日本の姿を当地でアピールするべく尽力してまいります。

当地に所在する邦人の皆さま、そしてニューサウスウェールズ州と北部準州の行政府、団体・企業などの皆さまと一緒になって、良好な関係をさらに発展させてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

在シドニー総領事
德田修一