| English

生活・安全

自動車運転免許事情

1.ニュー・サウス・ウェールズ州自動車(二輪を含む)運転免許事情

2015年3月16日より、ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州の運転免許証の申請等に関する規則が一部変更となりました。
<注意> 以下の説明はNSW州での自動車の運転及び免許取得についての説明であり、豪州内の他州については管轄の大使館/総領事館にお問い合わせください。

【1】訪問運転者

ビジネスビザ、ワーキングホリデービザ、留学生ビザ、観光ビザ等で一時的に当地に滞在している邦人(オーストラリア市民権及びオーストラリア永住権所持者を除く全ての人が対象)は、訪問運転者(Visiting Driver)とみなされ、NSW州で運転するためには、以下の3つの方法があります。

①有効な日本の自動車運転免許証を利用する方法

運転時に以下を携行することで運転できます。

* 有効な日本の自動車運転免許証
* 翻訳証明書 Multicultural NSW(旧CRC)発行のもの。 豪の他州とは異なり、NSW州では当館が作成した翻訳証明書は認められていません)
* 旅券及び有効な豪州査証(コピーでも可)

②国際運転免許証を利用する方法

有効期限内の国際運転免許証と有効な日本の自動車運転免許証、旅券及び有効な豪州査証(コピーでも可)を携行することで 運転できます。

但し、国際運転免許証及び日本の自動車運転免許証を紛失したり盗難被害に遭った場合、当館で再発行することはできません。再発行の手続きについては、免許証の発行を受けた運転免許センター又は都道府県公安委員会にお問い合わせください。運転免許センターのホームページはhttp://www.jsdc.or.jpです。

③ニュー・サウス・ウェールズ州自動車運転免許証を取得する方法

永住権がない方でもニュー・サウス・ウェールズ州の免許取得が可能です。
ニュー・サウス・ウェールズの自動車運転免許証を取得するには学科試験(Knowledge Test)、視力適正試験(Eyesight Test)及び運転技能試験(Driving Test)に合格する必要がありますが、2002年5月20日から一定の条件のもとで運転技能試験が免除され、更に2005年1月17日には一定の条件のもとで学科試験についても免除されることになったため、日本の有効な運転免許証を所持していれば、Cクラスの車種(普通自動車)を運転する場合、視力適正試験のみでNSW州の運転免許証を取得することができます。

発行される免許証の「免許の条件欄(Condition)」には「Q」が付き、「Evidence of permanent residency status not provided」との説明書きが記載されます。
RMS(Roads and Maritime Services)でNSW州運転免許証を申請する際は、以下の書類が必要となります。

・有効な日本の自動車運転免許証
・英文翻訳証明書(Multicultural NSW(旧CRC)発行のもの)
・旅券及び有効な豪州査証 
・NSW州での住所の証明(公共料金の支払書等)
・クレジットカードや学生証

ただし、RMSでは申請者によってはこれまでのように技能試験及び学科試験の受験を求める場合もあるとし、決して全ての方を免除するものではないとしておりますので、詳しくはRMSに直接お問い合わせください。なお、今回の取扱の変更及び運転免許についての詳しい情報は、下記のRMSウェブサイトでご覧頂けます。
http://www.rms.nsw.gov.au/roads/licence/visiting-nsw.html

【2】永住者

永住権をお持ちの方

⇒ニュー・サウス・ウェールズ州の自動車運転免許証を取得してください。

日本の自動車運転免許証で運転することはできません。 ただし永住権を取得後(豪州永住権取得後初めて豪州に入国する場合は豪州入国後)3ヶ月未満の方であれば、訪問運転者と同様に有効な日本の自動車運転免許証、翻訳証明書、滞在資格を証明するもの(この場合は豪州入国後3ヶ月に達していないことを証明するため、また永住権を取得してから3ヶ月に達していないことを証明するため旅券及び豪州査証)を携帯すれば運転可能です。3ヶ月を超えた場合は無免許として扱われますので、永住権を所持されている方は、早めに申請することをお勧めします。

翻訳証明書とはMulticultural NSW(旧Community Relations Commission)が翻訳した公的証明書のことです。

Multicultural NSW(旧CRC)



2.ニュー・サウス・ウェールズ州免許取得における注意事項

(1)運転技能試験(Driving Test)ならびに学科試験(Knowledge Test)が免除となる場合

* 現在有効な日本もしくはニュージーランドの自動車運転免許証(期限失効していない免許証)を所持されている方

* 過去日本で自動車運転免許証を取得したが失効してしまい、失効後ニュー・サウス・ ウェールズ州運転免許取得まで5年を経過していない方(日本の運転免許失効後5年が経過していない方)

ただし、日本における運転経歴証明書の発行は、失効後通常3年以内の方を対象(一部例外有) としているため、ニュー・サウス・ウェールズ州自動車運転免許の取得にあたり運転技能試験が免除となる方は、 一部例外を除き失効後3年以内の方が実質的対象者となります。詳しくは下記(3)を参照してください。

* 過去豪州内で運転免許を取得した事実があり、それを当局が確認した方

* 下記の国の現在有効な自動車運転免許証を所持されている方

Austria, Belgium, Canada, Denmark, Finland, France, Germany, Greece, Ireland, Italy, Luxembourg, Netherlands, Norway, Portugal, Spain

<NSW州免許取得に必要な書類等>

* 日本の自動車運転免許証

* ニュー・サウス・ウェールズ州に住所を有していることを証明できる文書など

* 身分証明書(写真付。通常有効な日本旅券)

* 有効な豪州査証

* 翻訳証明書

<手続き>

* 申請書及び必要書類を窓口に提出。

* 視力試験及び知識試験(コンピューターによる択一試験)を受ける。

* 全てに合格すればニュー・サウス・ウェールズ州の免許証が交付される。

<交付される免許証>

* 運転技能試験が免除される方が取得できる免許証は、クラスC(4.5t未満、運転手を含み 12人乗りの車両まで)及びクラスR(二輪車)となります。

* 日本の運転免許証を取得してから12ヶ月が経過していなければ、当地でのP1のライセンスが、 12ヶ月以上3年以内であればP2のライセンスが取得できます。

* 免許の種別(クラス)及び制限付運転可能免許証(P1、P2)についてはRMSのウェブサイト http://www.rms.nsw.gov.au/roads/licence/driver/index.htmlで確認してください。

(2)ニュー・サウス・ウェールズ州免許への切り替えに関する注意事項

当地の法律では、二重運転免許証の取得は違法となっています。

その理由は、複数の運転免許証を利用し、免許点数減点制度からのがれる者がいるからです。免許点数減点制度は、悪質違法なドライバーを公共の安全から排除するという目的で創設されたもので、その目的を達するためにニュー・サウス・ウェールズ州自動車運転免許証取得時に、他国の運転免許に対し無効措置を施すのは当然の措置と言えます。その為、当地で永住権を取得されかつ車の運転を希望される方は、ニュー・サウス・ウェールズ州の運転免許証でなければ運転できないことになっているのです。

(3)自動車運転免許証の失効に関する問題

①期限失効された方

日本の運転免許が失効している方については、失効後5年以内であれば、運転経歴証明書 (日本語ならびに英語翻訳)で証明することにより技能試験免除となります。しかし、日本国内法との相違で、 実質上失効後3年以内でなければ、技能試験免除とはならないようです。理由は、日本で取得する運転経歴証明書が、 失効後3年以内の方を対象としているためで、3年を経過した方については証明ができないことになっています。なお、 「運転経歴証明書について総領事館で入手してください」とRMSが案内する場合がありますが、当館ではその様な証明は行っておりません。

②日本の運転免許証が取り消された方

上記①の「失効後5年以内であれば・・・・」という規定が当てはまらない場合もあります。RMSによれば、「単純な期限失効ではなく、違反を犯して取り消された人の場合、違反内容次第では技能試験免除にならない場合もある」ようです。詳しくはRMSでお尋ねください。

(4)運転経歴証明書の入手方法

日本全国各地の自動車安全運転センターで「運転経歴証明書」を取得することができます。

<入手方法>

運転経歴証明書申請用紙は、警察署、交番、駐在所、及び自動車安全運転センター各都道府県事務所にありますので、そこで申請用紙を入手してください。申請用紙には、氏名、住所、生年月日、免許証番号を記載する必要(氏名、生年月日だけでは本人かどうか確定できないため)がありますので、免許証を見て、免許証番号などを記載してください。手数料を添えて、最寄りの郵便局から郵便為替で申し込むか、近くの自動車安全運転センターに直接申し込んでください。証明書は、代理申請できますので、日本にいる方に委任状を送り、代理人が申請を行ってください。

なお、運転経歴証明書(日本語)については英語翻訳が必要となりますので、上記1(1)のNSW州の公的機関で翻訳してもらってください。

詳しくは自動車安全運転センターのホームページ http://www.jsdc.or.jpで確認してください

3.日本自動車運転免許証への穴開け問題

ニュー・サウス・ウェールズ州の自動車運転免許証を取得した外国運転免許証所持者は、外国免許証の文字、写真にかからない部分(影響のあまり出ない部分)にRMS窓口担当者が、穴開け(ホールパンチング)、ハサミによる部分カットを行っています。

日本の自動車運転免許証は公文書であり、形式の一部に変更が加えられると、公文書変造と疑われ、免許証としての効果に問題が生じるおそれがあります。そのため、旧RTAと当総領事館との間で、「NSW licence issued(date)」と免許証の裏側に裏書き(エンドース)する取り決め(1999年7月7日付)を行いました。裏書をすることによって、日本の運転免許証の効力をニュー・サウス・ウェールズ州内で無効にできるからです。しかし実情は、RTAの全窓口職員にまで周知徹底されておらず、裏書ではなく穴あけをしようとする職員がいるのです。

当館としても「穴開けされた」という相談を受けるたびに、RMSへの是正依頼を行っています。もし、穴開けされそうになったらその自衛措置として、RMSの係員に以下の様な申し入れを行ってください。

The Japanese Government has an agreement with the RMS that not to punch a hole in Japanese Driver’s licence. Could you endorse the back of the license,not hole punch, please.

それでも窓口係員がホールパンチを行おうとする場合は、RMSのLicencing Policy Managerに問い合わせを行うよう依頼し、それでも応じない場合は、担当者名を聞いた上で、総領事館宛直接電話していただきたいと思います。

日本の自動車運転免許証は公文書の性格を持っているため、様式に変化が加えられた場合、公文書の変造になる可能性があります。つまり、ホールパンチまたはカットされた場所次第で、免許証として使えなくなる場合があります。

不安のある方は日本に帰国される前に公安委員会、警察署、運転免許センター連絡を入れ、ホールパンチされた理由を説明するとともに免許証として使えるかどうか確認してください。

その結果、無効な免許証になるおそれがあると判断された場合は、免許証の再発行をされた方が良いでしょう。 詳細については再発行されようとする公安委員会または運転免許センターに確認してください。

4.免許証の更新及び再発行

日本の免許証の更新及び再発行については代理申請が認められておらず、必ず本人が申請を行わなければいけません。

失効更新については条件付で更新できる場合があります。

詳しくは警察庁ホームページhttp://www.npa.go.jp/annai/license_renewal/home.htmを参照してください。

5.日本からの運転者へのご案内

RMS(Roads and Maritime Services)が発行している「道路利用者のハンドブック(日本語版)」を入手(各RMSの窓口で入手可。有料。)してください。当地の道路交通法の概要がわかります。なお、RMSのウェブサイトを見ていただければ、道路行政に関する様々なことがわかりますので、是非一度見ていただくことをお勧めします。

RMSウェブサイト: www.rms.nsw.gov.au/roads/safety-rules/road-rules/index.html

TOP